金融規制年次報告(2020)
2019年は、第5回全国金融業務会議の方針を実践する3年目であり、規制・監督方法を転換し、市場改革を深化し、対外開放をさらに拡大・深化する年であった。また、科創板(新興企業向け株式市場)が開設され、証券発行登録制が試行され、銀行による理財(資産運用)業務を主な事業とする子会社の設立が認められ、LPR(ローンプライムレート)形成メカニズムが構築され、変化と機会に溢れる年でもあった。
当事務所では、長年に渡り金融業界向けのリーガルサービスを提供しており、市場と業界に対する洞察力の重要さを深く認識しております。皆様と共に金融規制のトレンドを分析し、司法裁判の思考過程を整理し、金融政策の変遷を顧み、今後の取り組みの方向性を展望したいと思います。当事務所が作成した本レポート「金融規制年次報告書(2020年版)」は、銀行・証券・資産運用・金融テクノロジー・保険など各分野について、重要な里程標・規制と監督の方針・今後のトレンドに対する展望などの視点から、将来を見据えた実用的な年次レポートを皆様にお届けします。