産業投資及び買収

この分野における中国法律事務所の先駆者として、当事務所は多国籍企業や外国投資家の中国における直接投資、M&Aなど多くの重要案件に携わってきました。当事務所は、様々な業界のリーディングカンパニーを代表し、その中国における投資案件や買収案件の遂行において主要な役割を担っており、独自で新規性のある投資手法の発展や、多様な法的問題に対する柔軟な解決策の提案、タイムリーで高質なアドバイスの提供等によりクライアントの中国事業の発展をサポートしています。

当事務所は、過去25年にわたり、製造業、自動車、化学工業、消費財、物流、小売、ヘルスケア、教育、エネルギー・資源などの幅広い産業・分野の法的問題について豊富な経験・ノウハウを蓄積してきました。このような長年の蓄積をベースに、様々な複雑な投資・買収案件について全ての側面における法務サポートを提供できる体制を整えています。

受賞歴

  • Corporate and M&A (PRC Firms) - Band 1
    Chambers Asia-Pacific, 2011-2021
  • M&A – China - Tier 1
    IFLR 1000 Financial Law Firm Rankings, 2010-2020
  • Corporate and M&A (PRC Firms) - Tier 1
    The Legal 500 Asia Pacific, 2015-2021
  • M&A Firm of the Year
    China Law and Practice, 2016-2020
  • Corporate Firm of the Year
    IFLR Asia Awards, 2018
  • Corporate and M&A (Outstanding)
    Asialaw Profiles, 2018-2021
  • M&A China Announced Deal (By Deal Count) - Rank 1
    Bloomberg – Global M&A Market Review Legal Rankings, 2017-2020

代表的な事例

当事務所は、主要なアドバイザーとして、以下の先駆的なクロスボーダーのM&A案件や投資案件についてリーガルアドバイスを行いました。

General Industries

  • バイエルを代理し、約36億人民元で滇虹薬業集団の全ての株式を買収する取引についてリーガルアドバイスを行いました。この取引は、製薬業界で外国投資家による最も重要なM&A取引の一つであり、「ビジネスロー」による「Deal of the Year 2015」にも選定されます。
  • アリババを代理し、(i) 282.3億元(46億米ドル)で蘇寧商業集団の19.99%株式を買収し、(ii) 蘇寧商業集団からの140億元(23億米ドル)の出資を受け、(iii) 蘇寧と合弁会社を設立する取引についてリーガルアドバイスを行いました。この取引は、「新小売」分野における最大級の投資取引です。
  • フィリップスを代理し、約22億人民元で奔騰社の厨房機器事業を買収する取引についてリーガルアドバイスを行いました。この取引は、家電分野の最大級の外国投資家によるM&A取引です。
  • コンピュータチップメーカーであるAMD Advanced Micro Devices Inc.を代理し、3億7,100万米ドルで同社のコンピュータチップ・パッケージング事業を通富微電子有限公司に売却し、また、同社と合弁会社を設立する案件についてリーガルアドバイスを行いました。
  • GEを代理し、中国西部電力に対する34億人民元の投資、中国西部電力との合弁事業及びグローバルな事業提携についてリーガルアドバイスを行いました。この取引は、米国のフォーチュン500企業による中国の上場企業に対する初の戦略的投資となります。
  • スワイヤー(SEHK: 00019)の子会社であるスワイヤー・ビバレッジ・ホールディングスを代理し、(i)コカ・コーラからの中国におけるボトリング事業の一部買収、(ii)入札の方法による中糧集団(COFCO)の子会社(中糧コカ・コーラ飲料有限公司)からのボトリング事業の買収、(iii)一部地域におけるボトリング事業に関する出資持分のCOFCOへの売却についてリーガルアドバイスを行いました。スワイヤー・ビバレッジ・ホールディングスは当該取引において約46億人民元の対価を支払いました。
  • ハーシーを代理し、24億人民元で上海金猿食品有限公司を買収する取引についてリーガルアドバイスを行いました。
  • タイソン・フーズを代理し、23億米ドルでMarfrig Global FoodsからMFG (USA) Holdings, Inc.及びMcKey Luxembourg Holdingsの全株式を買収する取引についてリーガルアドバイスを行いました。
  • スターバックスを代理し、13億米ドルでスターバックス上海(台湾統一とスターバックスの合弁会社)の50%株式買収についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 華潤を代理し、Tescoからの中国小売事業の買収及びTescoとの合弁会社の設立についてリーガルアドバイスを行いました。
  • Cargotec Corporationの事業部門(Kalmar, Hiab, MacGregor)を代理し、江蘇潤邦重工との合弁会社設立、中国重汽集団とのトラッククレーン合弁会社設立を含む中国での買収及び合弁事業についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 遠景グループが率いるケイマン系ファンドを代理し、AESC(日産とNECの合弁会社)とNECEDを買収し、また、日産と合弁会社を設立する案件についてリーガルアドバイスを行いました。本件取引の額は10億米ドル以上となり、日本の銀行によるM&Aファイナンスを伴う、中国からの日本企業に対する最大規模の買収案件の一つです。
  • 中信グループ及びその子会社である中信ダイカストを代理し、3億米ドルでKSM Castings Verwaltungsgesellschaft及びKSM Castings Holdingを買収する取引についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 海南航空グループのA株上場関連会社である天津天海投資有限公司を代理し、60億米ドルでイングラム・マイクロを買収する取引についてリーガルアドバイスを行いました。この取引は、当時の米国上場企業に対する中国企業の最大の海外買収案件でした。
  • 上海電気を代理し、イタリアの電力エンジニアリング会社Ansaldo Energia S.p.A.の40%株式をFonda Strategico Italianoから総額4億ユーロで買収する取引(上海電気とAnsaldo Energiaによる中国での合弁会社設立等を含む)についてリーガルアドバイスを行いました。
  • ユニリーバを代理し、その出資先会社である沁原集団有限公司の株式の10%以上を約4億5,000万人民元で買収し、これにより沁原集団有限公司における持株比率は三分の二以上となりました。
  • 如家ホテル管理有限公司を代理し、4億7,000万米ドルでMotel 168を買収する取引、及び本件取引による中国最大の格安ホテルチェーン2社の事業者結合に関する届出手続についてリーガルアドバイスを行いました。